2007年。カフェに隣接するギャラリーでの展覧会。
僕は、その絵に惹かれ作者に会いたいと店員に尋ねた。
『この作家に会いたいんだけど?』
『あそこに座っているのが、福田さんですよ。』と。
片隅で静かに本を読んでいた。
話をすると、音楽の趣味が良く合った。
僕は彼の絵のファンになり、
彼は僕のライブへ良く来てくれるようになった。
2011年1月1日、彼に電話した。
「なにか一緒にやらない?」
「いいよ。」
それから4年。やっとたどり着いた。
絵の中の鳥のように、長い旅をしたみたいだ。
つきあってくれた福田君に感謝を。
松井 敬治
(写真 左/松井 右/福田)